【#漢方薬・生薬認定薬剤師】「生薬の確認試験に関する問題」の勉強法について


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平成29年の「漢方薬・生薬認定薬剤師」の諮問において、確認試験が出題されたので、覚え方についてご紹介したいと思います。

噴霧用ドラーゲンドルフ試薬による呈色

アルカロイドや第三級アミンを検出するために用いられる試薬です。
検出時に橙黄色の沈殿物を生じます。

ゴロ合わせ

ドラえもん、歩かず
ドラえもん→ドラーゲンドルフ試薬
歩かず→アルカロイド

激しく振り混ぜたときの微細な泡の生成

(サポニンを含む)粉末を水と激しく振り混ぜると持続性の微細な泡が生じます。

覚え方

サポニンは界面活性作用があるため、激しく振り混ぜると石鹸のように泡立ちます。

 

リボン状マグネシウムと塩酸による呈色

(フラボノイドを含む)メタノール抽出液にリボン状マグネシウムと塩酸を加えると淡赤色〜赤色あるいは赤紫色を呈します。

ゴロ合わせ

リボンを付けた遠藤さん、フラダンスを踊る
リボン→リボン状マグネシウム
遠藤さん→塩酸
フラダンス→フラボノイド

ニンヒドリン試液による呈色

タンパク質やペプチドなどの検出に利用され、アミノ酸に対しては紫色に呈色し、イミノ酸に対しては黄色に呈色します。

例えば、マオウにはエフェドリンが含まれており、エフェドリンは第二級アミンであるため、本反応によって検出することが可能になります。

覚え方

パープル、イエロー
パープル→パアプル→アミノ酸
イエロー→イミノ酸

塩化鉄(Ⅲ)試液による呈色

(タンニン酸を含む)熱水抽出液に塩化鉄(Ⅲ)試液を加えると暗紫色あるいは黒青色を呈します。

ゴロ合わせ

担任、三日徹夜
担任→タンニン
三日徹夜→塩化鉄(Ⅲ)

まとめ

試験法の概略 適用される成分 適用される生薬
噴霧用ドラーゲンドルフ試薬による呈色 アルカロイド コウボク、エンゴサク、クジン、ゴシュユ、ボウイ
激しく振り混ぜたときの微細な泡の生成 サポニン オンジ、キキョウ、サイコ、セネガ
マグネシウムと塩酸による呈色 フラボノイド チンピ、キジツ、エイジツ、ジュウヤク
ニンヒドリン試液による呈色 アミノ酸、イミノ酸 (医薬品として:カイニン酸、レボドパ)
結合されたセル タンニン ウワウルシ、ゲンノショウコ、シャクヤク
フェノール性水酸基 チョウジ

 


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