生薬まめ情報-【ビンロウジ】


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生薬名 ビンロウジ(檳榔子)
基原植物名 ビンロウ
学名 Areca catechu
科名 ヤシ科
部位 種子
成分 アレコリン
効能・用途 収斂、健胃、条虫駆除薬/td>
性状

本品は鈍円錐形~偏平なほぼ球形を呈し、高さ1.5~3.5cm、径1.5~3cmで、底面の中央にはへそがあり、通例、くぼんでいる。外面の色は灰赤褐色~灰黄褐色を呈し色のうすい網目模様があり、質は堅い。切面は質が密で、灰褐色の種皮が白色の胚乳中に入り込んで大理石様の模様を呈し、種子の中央はしばしばうつろである。

本品は弱いにおいがあり、味は渋くてわずかに苦い。

一言メモ

どんな植物なの?

種子の断面は、灰褐色の種皮が白色の胚乳中に入り込んで、大理石様の模様を呈します。

ビンロウジ

ビンロウジにはアレコリン(arecoline)というアルカロイドが含まれており、タバコのニコチンと同様の作用(興奮、刺激、食欲の抑制など)を引き起こすとされることから、
生薬としてだけでなく、嗜好品として噛みタバコに似た使われ方をします。

ビンロウといえば台湾

台湾では、ビンロウは噛んで楽しむ嗜好品として愛されていて、バスやタクシーの運転手さんの目覚ましにも役立っています。
しかし、その昔、ビンロウを売る女性が社会問題になったことがあります。
彼女たちは、檳榔西施(ビンロウシースー)と呼ばれ、他店との差別化のため彼女たちの衣装がどんどん過激になっていったのです。
現在では、風紀上の問題から法規制が行われ、過激な衣装の檳榔西施は影をひそめるようになりました。

 

ゴロ合わせ

あれ?これってビンラディンやし
あれ?これって→アレコリン
ビンラディン→ビンロウ
やし→ヤシ科

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