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生薬名 | ハンゲ(半夏) |
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基原植物名 | カラスビシャク |
学名 | Pinellia ternata |
科名 | サトイモ科 |
部位 | 塊茎 |
成分 | 3,4-ジハイドロオキシベンズアルデヒドの配糖体 |
効能・用途 | 鎮吐、鎮咳去痰薬 |
性状 | やや扁圧された球形 ~ 不整形を呈し、径0.7 ~ 2.5 cm、高さ0.7 ~ 1.5 cmである。外面は白色 ~ 灰白黄色で、上部には茎の跡がくぼみとなり、その周辺には根の跡がくぼんだ細点となっている。質は充実する。切面は白色、粉性である。 ほとんどにおいがなく、味は初めなく、やや粘液性で、後に強くえぐ味を残す。 |
一言メモ
どんな植物なの?
半夏の名は夏の半ばに花が咲く(そのころに採取)ことに由来し、カラスビシャクの名は仏炎苞(ぶつえんほう)の形をヒシャクに例えたものになります。
畑地の雑草として生え、農家の主婦の小遣い稼ぎになることから「へそくり」という俗名もあります。
仏炎苞とは?
仏炎苞は、肉穂花序を包む大きな苞。花のように見えるが花本体は肉穂花序という棒状のものです。
ミズバショウ、ザゼンソウなどのサトイモ科の植物にみられる。 まるで仏像の背後にある炎をかたどる飾りに似ていることが名の由来。
修治法
生で用いると弱い毒性や刺激性があるため、10日間ほど冷水に浸し…
ミョウバンで煮て処理したもの→清半夏
ミョウバンや甘草、石灰で処理したもの→法半夏
ミョウバンと生姜で煮て処理したもの→姜半夏
生の半夏を用いるときは、生姜と配合して煎じます。
半夏を口に含むとえぐ味が強く、チクチクと口腔粘膜を刺激しますが、これはシュウ酸カルシウムの針晶が原因になります。
ゴロ合わせ
会計してない里芋とるな!カラス半殺し
会計→塊茎
里芋→サトイモ科
とるな!→ternata
カラス→カラスビシャク
半殺し→ハンゲ
会計→塊茎
里芋→サトイモ科
とるな!→ternata
カラス→カラスビシャク
半殺し→ハンゲ
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