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生薬名 | ジオウ(地黄) |
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基原植物名 | アカヤジオウ |
学名 | Rehmannia glutinosa var. purpurea |
科名 | ゴマノハグサ科 |
部位 | 根 |
成分 | カタルポール |
効能・用途 | 補血、強壮、鎮痛 |
性状 | 本品は、通例、細長い紡錘形を呈し、長さ5~10cm、径0.5~3.0cm、しばしば折れ、又は著しく変形している。外面は黄褐色又は黒褐色を呈し、深い縦みぞ及びくびれがある。質は柔らかく粘性である。横切面は黄褐色又は黒褐色で、皮部は木部より色が濃く、髄をほとんど認めない。
本品は特異なにおいがあり、味は初めわずかに甘く、後にやや苦い。 |
一言メモ
どんな植物なの?
ジオウには、アカヤジオウとカイケイジオウの2つの系統があります。
カイケイジオウは、河南省懐慶を主産地とする品種で、アカヤジオウよりやや大型であり、根の一部が肥大するという特徴があります。
日本では、ジオウといえばアカヤジオウのことを指し、古名をサオヒメともいいます。
日本でも、古くはアカヤジオウが栽培されていましたが、昭和30年代より主にカイケイジオウが栽培されるようになり、必要量のほとんどを国産品で賄っていました。
しかし、現在では北海道・奈良・長野県などでわずかに栽培されているのみとなっています。
近年、武田薬品によってアカヤジオウとカイケイジオウを交配した新品種、フクチヤマジオウが開発されています。
現在、日本市場に流通しているジオウのほとんどは輸入品で、その多くは中国産のカイケイジオウになります。
修治法
生薬としての地黄は、生地黄、乾地黄、熟地黄に大別されます。
生地黄:採取後3ヶ月以内の新鮮な根のことで、乾燥した砂の中で保存したもの
乾地黄:日干し、あるいは加熱して乾燥させたもの
熟地黄:新鮮な根を酒などで蒸した後で乾燥させたもの
熟地黄について
熟地黄には、蒸気で蒸す蒸熟地黄と紹興酒などの醸造酒を加えて蒸す酒熟地黄とがあります。
地黄の根を酒に漬け、それを蒸し器で蒸し、日干しして半乾きしたものを再び酒に漬けるといった工程を全体が黒くなるまで何度か繰り返して行います。
ゴロ合わせ
じーちゃん、あかん!ゴマの葉食べてリーマンショック!
じーちゃん→ジオウ
あかん→アカヤジオウ
ゴマの葉→ゴマノハグサ科
リーマンショック→Rehmannia glutinosa
じーちゃん→ジオウ
あかん→アカヤジオウ
ゴマの葉→ゴマノハグサ科
リーマンショック→Rehmannia glutinosa
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