生薬まめ情報-【カゴソウ】


Sponsored Link

生薬名 カゴソウ(夏枯草)
基原植物名 ウツボグサ
学名 Prunella vulgaris var. lilacina
科名 シソ科
部位 花穂
成分 ウルソール酸の配糖体
効能・用途 利尿薬、消炎薬
性状 本品はほぼ円柱形で麦穂状を呈し、長さ3~6cm、径1~1.5cm、灰褐色である。花穂は多数の包葉及びがく筒を付け、上部にはしばしば花冠が残存する。通例、がく中に四分果があり、包葉は心形~偏心形で、がくと共に脈上に白色の毛がある。質は軽い。

本品はほとんどにおい及び味がない。

一言メモ

どんな植物なの?

北半球の温帯の日当たりのよい草地に普通にみられます。
夏に紫色の花穂をつけるが、花が終わると褐色に変化して枯れたように見えることから夏枯草と呼ばれます。
和名のウツボグサは、花穂につく小花の形が武士が弓矢を入れて背中に背負った道具である靫(うつぼ)に似ていることに由来します。

学名のPrunella vulgarisは…
Prunella→「扁桃炎」or「茶色(枯れた色)のように見える」
vulgaris→「どこにでもある」
を意味します。

生薬について

利尿,消炎作用があり腎臓炎,膀胱炎,むくみなどに用います。
口内炎,扁桃炎には煎液でうがいし、お茶替わりに飲むと暑気払いになります。

 
ゴロ合わせ

加護ちゃん、うつ阻止、プールで夏帆はうるさい
加護ちゃん→カゴソウ
うつ→ウツボグサ科
阻止→シソ科
プール→Prunella vulgaris
夏帆→花穂
うるさい→ursolic acid

スポンサーリンク